通り雨

スコールのような

激しい雨に

 

車から一歩も出られず

しばらく浸っていることにした

 

胎内の錯覚を覚えるような

なんとも心地よい嵐

 

車はとまっているのに

まるで動いているかのよう

 

やがて通り雨はやんだ

さわやかにやんだのだ

 

まるで何事もなかったかのよう

わたしの記憶だけが残っている

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